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ダイレクトボンディング装置の写真

最近の矯正治療は、患者さんのニーズに合わせて方法が多種多様で、ただでさえ矯正治療は訳がわからないのに、さらに複雑にしてしてしまっているようです。矯正治療の中で、最もポピュラーで治療結果が最も安定して良いものがダイレクトボンディングシステムです。上写真はそれで、歯の表面に直接装置を付けて歯を移動するものです。最近では患者さんのニーズが装置が付いているのを見られたくないとの理由で、装置を付けないで歯を抜かないで行うマウスピース型治療や、歯の裏につける舌側矯正などの治療法がありますが、しかしこれらには注意が必要です。特に後者の非抜歯マウスピース矯正は見栄えが良いという利点の代わりに、やはり問題点は治らない、動かないという欠点があります。つまり軽度なもの、歯の移動量が少なくて済むケースなどには、有効ですが、ガタガタが多いとか、歯が出ているケース、受け口のケース、歯がかみ合っていないケースなどでは治りづらいと思われます。つまりケースを選ぶということです。しかしこれらの治療法は患者さんの装置が見られたくないと要望と合致するため、歯科医院側としては患者さんを集める手段としてはすごく利用しやすいものと思われます。ゆえに患者さん側としてはそのやり方でご自分のケースが本当に治るのかを見極めることが最重要課題であり、これが最も難しい判断です。しかし私が思うには、日本人の不正咬合者の8割以上はガタガタが多いとか、顎の前後のずれが存在するためうまくは治らないケースがほとんどだと思います。

これに対し、ダイレクトボンディングケースは矯正治療の中で最も効果が出る装置で、もしこのやり方で治らなければ他では絶対無理だろうと言えるほどの信頼性があり、長い間矯正治療の中核を担うものなので、治らないという心配はこの中では一番少なく短期に確実に治る可能性が最も高い方法と言えます。(当院では1年半以内を目指します。)

最近の新型コロナ感染症は喉にウイルスが感染する風邪で、マスク着用が感染予防に効果がありますが、マスクをしない状態では最も気をつけたいのが鼻呼吸です。不正咬合者の中には鼻呼吸ができないため口呼吸の方が多くいらっしゃいます。鼻はウイルス、細菌のフィルターであり直接雑菌が喉に着くのを防ぐためにとても重要と思われます。口腔の呼吸や咀嚼機能は全般的に細菌、ウイルスの侵入を防ぐために、正しく効率良く機能する歯並びを整えるということはとても重要と思われます。

矯正治療は見栄えを良くするものとして行われますが、単に見栄えだけではなく体の健康を保つ上でとても効果のある治療と考えます。

矯正治療の注意点

1、矯正治療は医療であり、審美治療ではなく、全てご自分の思ったような思い通りの仕上がりになるわけではありません。どうしても動かない歯もあります。

2、矯正治療は装置装着により、虫歯や歯槽膿漏になりやすいので、十分に歯ブラシ等セルフケアーを行わなければなりません。

3、矯正治療は御自分の歯を移動するものなので、移動に伴い痛みは大なり小なり生じます。

4、矯正治療の治療期間は通常平均的には24ヶ月程度(24回)がかかります。ケースによっては12ヶ月程度で治るものもありますが、詳しくはご相談ください。当医院では18ヶ月(18回)を目ざします。

5、最近の流行りのマウスピース矯正や非抜歯矯正では、ケースにより治らない(歯が動かない)ケースがありますので、ご自分のケースが適応可能なのかセカンドオピニオンも含めて十分に確認検討することが必要です。

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